活動ブログ
2025.02.26
不登校引きこもりを支援する講演会
不登校引きこもりを支援する講演会 (2025年2月21日金曜日)
神戸市看護大学教授の船越明子先生を講師にお迎えして、今年も講演会を実施しました。
冬まっさかりで雪が降り続き、本当に実施できるか危ぶまれる中で
無事、開催することが出来ました。
本当に足元の悪い状況でしたが、100名近くの方にお出でいただき、盛会のうちに
終了することが出来ました。
はるばるお出で下さった船越先生、ご参加くださった皆様ありがとうございました。
(100名近くの皆様にお出でいただきました)
演題「不登校・ひきこもりの理解と支援~つながりあって生きるために~」
(講演される船越先生)
内容は詳しく、多岐にわたりましたが、講演の中で特に心に残ったものを記します。
●ひきこもり支援では、本人及びその家族自身の意思で今後の生き方や社会とのかかわり方などを決める「自律」を目指す。
(社会参加の実現や就労はプロセスであり、それのみが支援のゴールではない)
●困難に直面し、孤立しそうになった時に、助けてくれる地域の人、支援機関や制度があれば、ひきこもり状態が長く続くことはない。
●不登校・ひきこもりというサインへの早期対応
ひきこもり、不登校にいたるまでには長い助走期間がある(3年くらいあった人もいる)
他から見たら元気に見えているが突然、ひきこもり・不登校になるのではない。早期発見、早期対応が必要。
●不登校の場合、学校に行かないことで全て(勉強・友人・スポーツ等)が奪われる。
学校に行かないのは本人が決めたこと?本当は学校に行きたい、外に出たい。
(追い詰められた結果を自立した者の決定とするのは間違いである)決定できる状態にあるとき自立決定できる。
学校以外の場で自信を持つことができると、行けるようになる(学校ぐらい行ってやる)
そのうえで言ってほしいのは「学校に行けなくても大丈夫。人生は終わりではない」と。
10年学校に行かなくても、人生100年の今の時代たったの10%ではないか。
沢山の教えを頂きました。
講演のあと、意見交換の時間を設けました。民生委員、フリースクールの主催者、家族等々からたくさんのご質問を頂きました。
時間の都合で全てにお答えできず、申し訳ありませんでした。
(質問される家族の方)
雪が降り続く中での開催でしたが、講師の先生、来場者皆さんの熱気で、外の風景を忘れてしまいました。
途中でドーナツワークス謹製の「やきいも」の販売もあり、休憩コーナーで一休みされる方もあり、
ほっと一息の時間を持ちました。
(すぐに売切れてしまいました)
終了後、ドーナツで船越先生を囲んでスタッフ、参加者と交流の機会を持ちました。
警報が出そうな雪の中、ご参加下さった皆様ありがとうございました。
来年度も引き続き、講演会を開く予定です。
ぜひ、ご参加下さい。
特定非営利活動法人コウノトリ豊岡・いのちのネットワーク ドーナツの会